岩湧の森 大阪府河内長野市岩湧山の四季の風景


25-07 岩湧の森に秋海棠が咲きました。
               2025年8月26日


御盆明けにはまだ咲いていなかった岩湧の森の秋海棠が咲きだしました。

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山頂には まだ小鬼百合が咲いています。しかし数は激減しました。探すのが一苦労です。

山頂は日影がなく 日が照るととても暑いのですが 一時よりだいぶましになりました。

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山頂にはたくさんの萩の花が咲いています。丸葉萩です。

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萩は秋の花ですね。暑い夏は早く終わってほしいものです。

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山頂にはこんな萩も咲いています。盗人萩です。種子の形が盗人の足跡に似ているそうですが

サングラスの形にしか見えません。

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岩湧寺の境内です。

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たくさんの秋海棠が ようやく咲きだしました。

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花は茎別れして 咲いています。

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松尾芭蕉が 「秋海棠 スイカの色に 咲きにけり」と詠んだこの花も スイカも渡来、帰化植物だそうです。

江戸時代初め頃に 我が国にもたらされてとされていて 芭蕉の時代には 両方とも まだ市井に

そんなに広まっては いなかったそうです。ということは 芭蕉の目の付け所は すごかったのですね。

秋海棠は ベゴニヤの仲間で、この花はベゴニヤそのものですね。

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多宝塔の柵の中には秋海棠と 白い花が咲いています。

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白い花は 高砂百合ですね。すごい生命力ですね。

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御寺境内から いにしえの道を降りていくと 両側が秋海棠です。

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いにしえの道の両側の秋海棠も咲きだしました。

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秋海棠の先には 多宝塔の屋根が見えています。

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いにしえの道の秋海棠は斜面いっぱいに広がっています。

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いにしえの道の入り口にもたくさんの秋海棠が咲いています。ここから いにしえの道の始まりですが

長い間ずっと通行止めになっています。かれこれもう6年間くらい 通行止めですが わたしは その間ずっと

この道を歩いています。倒木の切断や枝打ち、落ちてきた土砂の片づけなどをしながら

歩いてきました。その間4回ほど 大阪府の発注した 落石防止工事の間は通行していませんが。

なんでも斜面に まだ不安定な倒木があり とても危険だから 通行止めだそうです。

しかしそんな倒木は 下からは見えません。まあ勝手に通っているので ケガしても文句は

言えませんが、普通に歩けるのに 通行止めはもったいないですね。

 

このみちよりも もっと危険個所が 岩湧七つ道(岩湧の森には遊歩道が七つあります)には 

私が知っているだけで 30か所以上あります。楢枯れ、松枯れで今にも倒れそうな木や枝が

あちこちにありますが これらの木には 「危険」のテープが張ってあるだけです。

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第二駐車場まわりの秋海棠は まだちらほら咲きです。

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第二知友射場に止めた 私のバイクと秋海棠です。バイクのシートに実が載っています。

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駐車場の大きな栃ノ木からたくさんの栃の実が降って来て バイクの周りが 栃の実だらけでした。

バイクで下手に踏みつけると 転倒しそうなので あらかた 片づけました。

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一番下の第六駐車場まわりの秋海棠も たくさん咲いていました。これもボランティアのおっちゃんたちが

植えたものです。

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おわり

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25-05 真夏の日の岩湧の森の花々
         2025年7月19日

今週の火曜日、7月15日に紀州飯盛山へ行き 猛暑の中ヘロヘロになりながらも

山頂へは行けずに終わりました。

その後16日、17日と全国的に豪雨で 大阪も強い雨のため どこへも出かけられません

でした。18日に天気が回復したので 裏山の岩湧山へ久しぶりに出かけました。

そしてたくさんの夏の花々に会いました。

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真夏の日の岩湧の森の花 その1 

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いつものように 見晴らしの道、岩湧の道でダイトレへ出ます。ダイトレを歩いて山頂を超えて

平野(たいらの)へ降りて、反転して 標高差100mを再び登り返して今度は 急坂の道で下山します。

累積標高差は約700mです。

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山頂付近は 河原撫子が咲き乱れています。

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真夏の光を開けて輝いているように見えます。

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山頂付近には 桔梗も満開です。

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たくさんの桔梗が風に揺れています。

奈良や京都の観光寺の庭には この花がたくさん植えられていますが 私はこの花を見ると

夏の岩湧山山頂を思い出します。

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山吹升麻(やまぶきしょうま)も遊馬道のあちこちに咲いています。しかしこの花と鳥足升麻の区別が

つきません。花も葉もわたしには見分けがつきません。

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山路のホトトギスも咲きだしていました。この花はお盆のころの花のイメージが強いのですが。

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トンボソウは トンボが飛んでいるときの姿に似ているからだそうです。昔は登山道のあちこちに

咲いていましたが 次第に姿を消して 今は見つかりません。

代わりに別の場所で咲きだしました。

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しかも二か所も咲いて しかも登山道のすぐ際なので 歩くのが楽しみです。

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岡虎の尾も花期がながいですね。6月の笹百合のころから先始めて 真夏も咲いています。

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苗代イチゴも草むらの中で実を付けています。あまり食べる気にはなりませんが。

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野薊もたくさん咲いています。アザミの花は年中咲いているイメージがありますが 真夏に咲くのが

この野薊で 秋に咲くのが 野原薊だそうです。

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山頂には 昔はこの南蛮煙管(なんばんぎせる)がたくさん咲いていました。しかし最近はどこを探しても

なかなか見つかりません。この写真は2012年7月20日に撮ったものです。

この植物は 葉緑素を持たないので 周りのススキなどの根から栄養をもらっているそうです。

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檜扇スイセンも真夏の花ですね。この前歩いた 泉州飯盛山や紀伊飯盛山でも咲いていました。

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その2へ続く

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真夏の日の岩湧の森の花 その2 

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岩湧寺境内の秋海棠(しゅうかいどう)です。今年はまだ全然開いていませんでした。

「秋海棠 スイカの色に 咲きにけり 芭蕉」

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これは2016年7月19日、9年前の同じ日ですが ちらほらと咲いています。

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真夏の花、鬼百合です。

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鬼百合の葉の付け根には ムカゴがあります。

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こちらは 小鬼百合です。鬼百合に比べ 少し花が小ぶりのように思います。

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小鬼百合の葉の付け根にはムカゴがありません。それと岩湧では 小鬼百合は 山頂付近の標高の

高い場所に咲きますが 鬼百合は山の麓など 標高の低い所に咲きます。

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ヤマユリです。大きくて、非常に艶やかです。これも麓に咲きます。

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野萓草(のかんぞう)です。この花が一重なのに対して

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藪萓草(やぶかんぞう)は 花が八重です。野萓草も藪萓草も真夏のカンカン照りの中の花という

イメージがあります。あちこちの山で 麓でも尾根道でも 両方で見かけます。

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合歓木(ねむのき)の花です。この花も夏のイメージが強いですね。

子供のころ この木の葉っぱを擦って 葉を閉じさせる遊びをよくしましたが 町中にあったイメージも

ありますが 山の中で自生している 合歓木をよく見かけます。

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ヒヨドリバナです。もう少しすると 山頂付近でたくさん咲きますが この花は急坂の道の下の方で

見かけました。ヒヨドリの鳴く頃に咲くという名前ですが ヒヨドリは我が家の周辺では 一年中

鳴いて 飛び回り ベランダにフンを垂れています。

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岩タバコの花です。これは 岩湧や金剛山などでは 水場に群生します。

昔釈迦が岳へ登るため 前鬼林道をゲートから 小中坊へ歩いていたら 山側の石垣にこの花が

驚くほどびっしりと咲いていました。水場でもないのに 群生するのですね。

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奈津になるとこの栃葉人参(とちばにんじん)の実があちこちに成ります。

葉が栃の木の葉に似ていて、根が朝鮮人参に似ているということですが 葉は見たらわかりますが

根は見たことはありません。

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この蛍袋(ほたるぶくろ)の花は 山頂付近に一つだけひっそりと咲いていましたが 6月頃には

麓の林道のいたるところで 咲いています。名前が素晴らしいですね。

去年の夏に 京都トレイルを歩いていたら 住宅街のど真ん中で 道沿いに群生していました。

銀閣寺の近くだったように思います。

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この日は 全国的に天気が不安定で いつどこで雷雨になってもおかしくないと朝の天気予報で

報じていました。岩湧の森も 先ほどまで 晴れていたので いつものお弁当ベンチでお弁当を

食べていましたが 突然雨雲が 近づいてきたので あわてて走って下山しました。

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おわり

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25-04岩湧山千石谷へランの花を見に行く その1 
                   2025年5月20日



毎年 五月中旬には 岩湧山の千石谷林道に ランの花が咲きます。

沢山の人が見に訪れますが、中には盗掘して持ち去る人もいて

小尢(こけいらん)が全滅した場所もあります。

今年も欄の花を見に出かけました。

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千石谷林道の蘭の花 その1

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毎年同じコースです。岩湧寺をスタートして、「きゅうさかのみち」から山頂へ。

山頂からダイトレをそのまま降りて 平野(たいらの)へ。そこから千石谷へ たいらの道

で降ります。欄を見た後は 千石谷林道を登り 五つ辻から「いわわきのみち」でお寺まで

下山します。

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岩湧寺から 「きゅうさかのみち」を約350mの標高差を登り 東峰に来ました。

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今日の気温は20度、ちようどいい気温ですね。暑すぎず、寒すぎず。

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今年は雨のために 山焼きが二度も延期になり 結局中止されました。

そのため草がいつもの年より 早く茂っています。

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いつもは 黒こげの山肌に咲く 山つつじが 今年は草の中に交じって咲いています。

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山頂をそのまま滝畑方面へ歩いて 平野(たいらの)に到着しました。

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振り返るといつもは黒焦げの山肌が 今年は青々としています。今年は山焼きがなかったから

品質の良いススキが収穫できるのでしょうか。

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右がダイトレで 平野でダイトレと分かれて左へ進みます。

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ここから下へ降ります。テープをたくさんつけているのですぐわかります。

久しぶりに歩くので 枝がすごく張り出していたので 沢山切り落としておきました。

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急斜面を降りると 普通の山道が始ります。ここも枝打ちをしながら進みました。

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Nishiharさんたちが取り付けた標識があります。ここから少し危険な区域になります。

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左側に大きな滝があり、右は倒木地帯ですが、Nishiharさんたちが取り付けた

ロープを伝えば 右側から安全に下りれます。

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危険地帯を過ぎるとすぐに 林道が見えてきます。

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林道には たいらの道入り口表示が取り付けてあります。

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千石谷林道です。ここを歩いてランの花を探します。

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その2へ続く
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千石谷林道の蘭の花 その2

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早速いつもの場所へ行くと おばちゃん3人グループが座り込んで何かしています。

「咲いていますか」と聞くと 「いいえ、花がないのです」という答え。

花どころか 小尢末{体がないとのことです。これはまたしても盗掘にやられたようです。
おばちゃんたちが上から降りてきたので 話を聞くと いつものように咲いているものと思い

ここに来たけど まったく本体が見当たらないとのことです。

その代わり 川向こうに一本だけ咲いていたというので その場所を教えてもらい

そこへ向かいました。

確かに一本だけ咲いていました。それがこの花です。

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ところがその花の足元に 大きなカメラと スマホがおいてあるではありませんか。

これはきっと先ほどのおばちゃんたちの仲間が 写真を撮っていて 突然用を足しに

近くへ行き すぐに戻ってくるものと思い カメラをそのままにして おばちゃんたちの

ところへ引き返しました。

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おばちゃんたちのところへ戻る途中、一人のおばちゃんが走ってきて「カメラは置いてません

でしたか」ときくので 「カメラとスマホが花の足元に置いてありましたよ」というと

走って取りに行かれました。あのおばちゃんが忘れたようです。

暫く歩くとおばちゃんたちが待っていて「カメラはありましたか」と聞くので 説明すると

「まあ、スマホまで」とびっくりしていました。

カメラを抱えたおばちゃんが 走って帰って来たので みんなで一緒に花を探すことにしました。

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おばちゃんたちと探して見つけた小尢(こけいらん)です。

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おばちゃんたちは見つけるのがうまく、あちこちで見つけてくれました。

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私が小尢魔フ写真を撮っていたら 突然レンズに人形が出てきたのでびっくりしました。

一人のおばちゃんが「いつもこの子と写真撮っているんです」とおっしゃっていました。

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小恵欄を撮った後 みんなでぞろぞろと海老根の場所へ行きました。

海老根はいつもの場所に咲いていました。

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いつもの場所は狭いので 一人ずつ順番に移しました。

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そのあとみんなで 歩いて探しに行くと またしてもおばちゃんたちが 新しい場所で

海老根を見つけてくれました。かなり群生しています。
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海老根の写真もみんなで撮った後 千石谷林道を歩いてそのほかの花も探しに行きました。

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丸葉空木の花です。これもたくさん咲いていました。

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ムシカリの花もたくさん咲いていました。

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この植物は 亀の甲のような形をしていることから 「大亀の木」とも呼ばれますが

私には亀の甲には見えませんが。葉が縮緬(ちりめん)生地の感じです。

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空木の花です。通常 うの花と呼ばれますね。「うのはなの 匂う垣根に」と

歌われるあれです。

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おばちゃんたちとは ここで別れました。別れる前に色々お話ししましたが

毎週あちこち行っているらしく、最近私が行った 霊仙山や金勝(こんぜ)アルプスも

すでに行ったそうです。

おばちゃんたちは 滝畑から 千石谷林道を直接登って来たので そのまま滝畑へ

降りていきましたが、わたしは 千石谷林道をそのまま 五つ辻まで登ります。

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その3へ続く

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千石谷林道の蘭の花 その3

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スイカズラの花もたくさん咲いていました。

この花の筒の奥に蜜があり それを吸うことから この名前が付いたと言われます。

独特の形の花なので 覚えやすいですね。

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射干(しゃが)は林道の道沿いにそこかしこに咲き乱れていました。

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姫女苑(ひめじょおん)もいたるところに群生しています。この花は菊の仲間で

花期が長く 九月頃まで咲きます。

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姫蓮華(ひめれんげ)は水場に群生します。この時も河原に群生していました。

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宝鐸草(ほうちゃくそう)は花の形が 寺院建物の軒先にぶら下がっている風鈴のような

飾り金物の宝鐸に 似ているからこの名が付いたそうです。

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この花は 群生して咲くことが多いように思います。

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籬通し(カキドオシ) この植物の茎が蔓のように伸びて 垣根を越えていくようにはびこることから

この名前がついたそうです。私が見るこの花はいつも ひっそりと咲いていて そんなに

はびこっているのは 見た事ありません。

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二人静(ふたりしずか) 花軸が二本だから そう呼ばれるみたいですが 実際には花軸は

1〜5本あるそうです。私は3本の花は見た事あります。

実際は 静御前とその亡霊の舞姿を二本の花軸に例えたという格調高い名前です。

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ここから奥へ歩いて五つ辻へ向かいます。

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五つ辻到着です。五つとは ダイトレの二方向、千石谷へ、阿弥陀山へ、中の谷へ

の五つです。

昔この辺りで 若いお姉さんがうろうろしていて 私に「経塚山はどこですか」と

聞くので この辺に経塚山はありませんよ。近くの経塚山は 岩瀬、父鬼とかなり遠いですよ

というと 彼女のスマホを見せるので見ると 阿弥陀山を経塚山と 間違って表示していました。

「ああ、これは スマホの地図が間違っています。阿弥陀山ですよ」というと

「地図が間違うはずありませんでしょ」と怒って 立ち去りました。

ああいうやつが 人のうわさに翻弄される 軽い奴らですね。

地図も 歴史書も 頭から信用してはいけません。

地図なら 国土地理院の地図は信用せざるを得ませんが。

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この辺りは大体 標高800m前後です。お寺が標高約500m、山頂が約900m、千石谷が約500m

なので 今日は 岩湧山へ二回登ったことになります。

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展望デッキで 冷たい湧き水を飲んで小休止しました。今日はよく歩きました。

我が家は見えますが 大阪市内や 京都清滝、京都の家の裏山のポンポン山は

霞んで見えません。

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やれやれ、無事にお寺まで降りてきました。境内の石楠花は終わっていました。

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歩いた距離は 10キロを超えたのは実感出来ますが 最低高度が約300mなのは

千石谷林道なのでしょうか。帰路で林道を相当歩きましたから そうかもしれませんね。

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千石谷林道をかなり下がっていますね。標高300m付近まで行ったのでしょうか。

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おわり

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