アウトドア日記 2

                     京都周辺及びその他の地域の山歩き




26-04 残雪と猛吹雪で完全な冬山の武奈ヶ岳
                    
2026年3月5日     
吹雪の武奈ヶ岳 その1
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毎年3月になると比良山系の武奈ヶ岳へ出かけるのが恒例になっています。次第に高齢になり 体力も
衰えていますが、今年も出かけました。しんどくなれば途中で引き返すつもりです。
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滋賀県大津市葛川坊村から 御殿山コースで往復します。
標高差は約900mあります。
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京都府長岡京市の自宅を午前7時に出て、8時半に着きました。
家を出るときは 気温3度でしたが ここは1度でした。風強くとても寒い。
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午前9時にスタートしました。周りの景色には雪は全くありません。
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この赤い橋を渡ると 登山口です。
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植林帯の中を ひたすらにジグザグして 高度を上げていきます。
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駐車場が標高約300m、そこからジグザグの急登で300m登ってきました。
展望が少し開けてきました。
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植林帯は終わったようです。暫く歩いていくと 雪が降りだしました。

あっという間に積もりだしました。
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この辺りは尾根に成っているらしく風が強烈に吹いてきます。
左手、若狭方面から右手、琵琶湖のほうへ 強烈な吹雪になりました。
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風にこかされそうになるので ストックをしっかり突いて 姿勢低くして急斜面を登ります。
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植林帯の急登は 一旦終わったのですが それに続く森の中の急登も続きます。
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道はみるみる白く
なりました。標識がなかったら道は分かりにくいです。
もう少し積もれば 足跡があればわかりやすいのですが。
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上から女の人が降りてきました。聞くと御殿山から先は 怖いような猛吹雪なので
引き返すそうです。そして暫く歩くと今度はおじさんが降りてこられました。
この方は午前6時前にスタートして 山頂まで行って下山するところだそうです。
雪の上の足跡は二人しかなく、おじさんもほかには誰もいなかったとおっしゃっているので
そしてこの山中には誰もいなくなりました。私一人です。
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分岐に来ました。 積雪期コースと無雪期コースです。
無雪期コースは雪崩の危険があるので ここは積雪期コースへ進みます。
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キュッキュッと音を響かせて新雪の上を歩きます。
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こういうところに来たら道が分かりにくいので あのおじさんの足跡を探しながら
進みます。助かります。
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木の周りは雪がなくなっていたと思われますが、新雪が積もっています。
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その2へ続く
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吹雪の武奈ヶ岳 その2
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森の急登が一段落すると 今度は尾根歩きが始まります。
しかし森の中は比較的風が緩やかだったのですが、尾根は左からの強風が
まともに吹き付けてきます。

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こんなに吹雪が強いと あのおじさんの足跡はすぐに消えそうです。
所々のテープがあると安心ですね。私もテープを追加しました。
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無雪期コースが ここで合流してきました。御殿山までもうすぐです。
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氷の上を吹雪の雪が左から右へ、若狭から琵琶湖へ流れていきます。
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一瞬霧氷が現れたと喜んだのですが、よく見ると 単なる積雪でした。
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いつの間にか標高は千メートルを超えていました。
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周りを見渡すと すでに大木がなくなり、背の低い木ばかりになっていました。
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御殿山到着です。歩き出して約3時間かかりました。
9時にスタートして 今12時です。
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突然雷鳴が聞こえました。見ると武奈ヶ岳の方向からです。
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ゴロゴロゴロ
と大きな音が続きます。雷光は見えませんが、真っ黒い雲が山頂付近を取り囲んでいます。
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吹雪も更に激しくなり ここで引き返すことにしました。
吹雪の中を歩くのは今までにたくさんしてきたので 雪だけならそのまま行きますが
雷はいけません。

ここからの西南陵は稜線上に 隠れるところが全く無くて 落雷すれば即死です。
今まで山の上で雷に会い 死ぬような目に 何回も遭遇しているので 雷はだめです。

せっかく3時間歩いてここまで来たのですが 残念ながら引き返します。
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下山を開始して 暫く歩いていると 雷の音がやんだように 聞こえなくなりました。
暫くじっとして聞いていても 雷鳴はしません。そこで途中から御殿山へ引き返すと
武奈ヶ岳の黒い雲はなくなっています。まだ曇り空ですが。
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暫く舞っているとあの雪原に日が照りだしました。
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所々に青空も出てきたので
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よし行こうと決めて ここでチェーンスパイクを装着しました。
ここから先は道がツルツルに凍っていると思われます。
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御殿山から急降下して わさび峠到着です。雪も小降りになりました。
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凄いつららです。樹液が溶けだしたのか 黄色いつららでしかも大きいつららです。
標高差700m以上登ってきているので 気温はマイナス7度くらいでしょうか。
雪は小降りになりましたが 風は相変わらず強いので とても寒いです。
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その3へ続く
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吹雪の武奈ヶ岳 その3
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わさび峠を過ぎると またしても急登の始まりです。
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急登の末にピークに来ました。振り返ると正面に御殿山が見えています。
その左奥に白い山が見えていますが、去年の夏に登った蓬莱山です。
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右手の山の間に 湖のようなものが見えています。琵琶湖かな。
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望遠で覗くと やはり琵琶湖でした。
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山頂はまだ遠いなあ。
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遠くから見えていた白い場所、雪原に来ました。来てみたら雪原というより氷の原だ。
ここで滑ったら右の谷へ限りなく滑落するので ここで 背中に背負っていたピッケルを
取り出して、ピッケルを突きながら歩きます。
冬季の稲村の大日のコルや 冬季の大山のホワイトアウト雪原で滑落した記憶が
よみがえります。慎重に進みます。起用はこの山には 私一人しかいません。
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右手には青空が広がり、先ほどまでのゴロゴロさんが嘘のようです。
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突然霧氷発見。目の前のポールに霧氷が出来ています。左から強風が吹き付けて
左に向かって 霧氷が成長しています。

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歩きながらふと前方を見ると 山頂が見えなくなっています。
あのピークに隠れているのでしょう。
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登っているうちに また山頂が見えてきました。
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左端に見えているのが山頂です。もうすぐだ。
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コヤマの岳分岐に来ました。標識の向こう側に琵琶湖が広がっています。
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最後の登りです。山頂のポールが見えています。
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サミットに到着しました。長かったなあ。9時にスタートして今午後1時半、4時間半かかりました。
最もゴロゴロさんで 一度は引き返したり また登り返したりで 20分か30分くらいは タイムロス
していると思われるけど。正確にはロス時間を計っていません。
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南側には琵琶湖の大展望が広がっています。高島市のあたりでしょうか。
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同じく南には 小山の岳がすぐそこに見えています。木々が霧氷で真っ白ですね。
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その4へ続く

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吹雪の武奈ヶ岳 その4
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南側の右手、西の方には 去年夏に登った蓬莱山が見えています。蓬莱山韓も武奈ヶ岳が
見えていました。
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北は若狭方向ですが、所々にポールか標識が建っているので 登山道でしょうね。
私の持っている地図にも ジオグラフィカにも載っていませんが。
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山頂付近の草原の霧氷です。そこら中に出来てきれいでした。
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風が強くとても寒いので じっとしていられません。さあ下山するぞ。
おなかが減ったので おにぎりを歩きながら食べます。安全に場所で。
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アイスバーンは特に慎重に通過します。

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細い尾根道も慎重に。氷や雪が溶けかけて場所があり時々 ズボッと太ももの
あたりまでめり込みます。
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御殿山やわさび峠が見えてきました。
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わさび峠を越えて 御殿山への急登です。これが最後の登りです。
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御殿山まで戻りました。もう登りはありません。ここからは 下りだけです。
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振り返ると武奈ヶ岳が青空に映えています。さらば武奈ヶ岳。
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蓬莱山を望遠で覗いてみると
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あれは蓬莱山ではなくて、一つ手前の山の内見山のリフトですね。
あの横の道を歩きました。
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標高1000m付近まで 霧氷と雪、氷が残っていましたが
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標高900メートるから下がると 雪が消えて足跡も消えてしまいました。
往路で私も取り付けたビニールテープのおかげで 安心して歩けます。
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無事に下山できました。やれやれです。
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明王院に立ち寄り 無事に往復出来た お礼参りをしました。

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地主神社にもお礼を申し上げに参拝しました。
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歩いた記録です。登り4時間半、下り3時間でした。休憩は無しです。
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歩いた軌跡です。御殿山から先が長いですね。
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吹雪の武奈ヶ岳おわり。
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