葛城経塚二十八宿巡礼記

第22番 大田和地蔵  奈良県御所市 関屋






国道309号線水越トンネルを出たあたり御所市関屋から山を登る。

この22番は非常に分かりづらかった。今まで他の経塚は

親切な人が分かりやすく標識を分岐地点などにつけてくれて

いたから、たどり着けた事が多かった。(中には16番流谷金剛童子

のように逆向きに嘘の標識をつけられて山中を2時間近くさまよったこともあった)

ここ22番には迷いやすい分岐地点には標識が皆無であり、どうでもいいような

地点に自己顕示の名前入り標識がぶら下がっていて、経塚巡礼する人は

自己顕示欲の強い人がおおいのかなあと、とても寂しい気がした。






旧道の水越峠
役行者千三百年記念碑が建っていた



新道トンネル出たあたり
この側道を登る



登り路は最初はきれいがすぐ藪になる



石碑「○○十七丁」と読める



1時間以上登って峠に出る
朝原寺跡と書いてあり右金剛山左経塚
なんと完全に通り過ぎていた



朝原寺の遺物か
石灯籠の台座のよう



山を下りてやっと探し当てた22番経塚
自己顕示の名前入り札はたくさんぶら下
がってる
「そんなことするならもっと他人に
親切にしろ」
と真剣に腹がたった


右の笹薮から登ってくる
しかし経塚はこの左上にある
標識がまるでないのでまずやり過ごす



急遽材料を探して目印をつけた



何もない平坦な場所の役立たず標識


今度分かりやすい標識を作り、再度その設置に再訪しようと思った。

                平成18年 6月27日巡礼





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