葛城経塚二十八宿巡礼記 番外編その2
 役行者生誕の地 吉祥草寺 奈良県御所市



役行者(役小角えんのおずぬ)は634年にこの地、茅原で誕生したとされる。

若いときから、葛木の山(金剛山、大和葛城山)で修行し、また大峯の山々で

荒行を積んで、法力を会得したと伝えられている。この茅原山吉祥草寺は

舒明天皇により創建され、東西南北それぞれ5キロ四方の敷地に49寺院

が林立し歴代天皇の祈願所として、隆盛を誇ったと説明文にあります。



茅原山吉祥草寺の山門です


境内には経塚址の記念碑もあります


行者腰掛石です
峰々を渡り歩いた役行者はここに
帰ってくるとこの石に座り瞑想したとか



境内の寺説明文です
1月14日の左義長(大トンド)は
行者が伊豆へ流された後許されて
帰国したときに茅原の人々が松明で
歓迎したのが始まりだそうです


お寺の内部です
現在は行者堂は老朽化のため
取り壊されています

※住職の許可を得て撮影しました



成就石です
葛城経塚28宿の第一番虎島序品窟の
中の石を行者が持ち帰ったもので
この石に頭をつけて願い事をすれば
叶うという言い伝えがあり、成就石と
なづけられたそうです。


中央後が役行者 左右が従者の前鬼後鬼
左後方はご母堂の白専女(しらとうめ)の像です


白専女の像は天川村の母公堂にも祀られています

※ご住職の許可を得て撮影しました

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